今日はAGAについて。
AGAとは、「アンドロジェネティック・アロぺシア」の略で、
簡単にいうと「ハゲ」のことです。
まぁ「男性型脱毛症」とも言ったりもしますよね。
“男性型”っていうくらいなので、女性でも少なからず該当する方もいます。
原因としては、ジヒドロテストステロンという悪の権化が髪の毛の成長を阻害することによって毛が育たなくなっちゃうらしいです。
ジヒドロさんには慈悲は毛頭ないと言われています…。
原因を突き詰めると「分からない」っていう答えになっちゃうんですけど、
まぁ簡単にいうと、「男らし過ぎるとハゲる」みたいです。
男らしさの象徴ってことでいいんじゃないんでしょうか。
遺伝なのか悪習慣なのかの論争はどこまで行っても結論は出ませんが、
個人的には、後天的な要素はあくまで5%ほどで、95%くらいの要因は「遺伝」だと思っています。
その根拠はシンプルで、「生命の維持に関わることではないから」…。
ハゲは病気ではないので、遺伝です。多分。
まぁホモサピエンスの進化の過程で言えば、現代の”ヒト”はめっちゃ体毛薄くなってますからね。
当時の先輩たちからしたら、「お前ら全員ハゲじゃん」ですからね。
毛は身を守るのものなので、文明が発達して平和になればなるほど我々ヒトはハゲるのかもしれません…。
一方で多様性を受け入れる社会が広がりを見せていて、他人の身体的な特徴を揶揄することがはばかられる時代になってきました。
薄毛の捉え方にも変化が起こり始めています。
イギリスの雇用裁判所では「男性をハゲと呼ぶことはセクシャルハラスメントに該当する」
という判決が出たし、
僕も大好きなお笑いコンビ「ぺこぱ」の松陰寺さんが、
「見た目の笑いはフェーズが変わってきた」とコメントしたことも話題になりました。
「多様性を受け入れる社会」は確かに到来すべきです。
でもそれによって必ずしも当該者が生きやすくなるとは言い切れないかもしれません。
なぜなら全ての人が他人を受け入れるマインドに変わってしまうわけでは当然なく、
その”思想”だけがスタンダードになることによって、身体的な違いがより顕在化されやすくなる恐れがあるから。
まぁ分かりやすく言うと、「部長のハゲ・セクシャリティを守るためにますます気ぃ使わなきゃいけなくなる」
と言うこと。笑
「多様性を受け入れる社会」は「セクハラの領域を広げる社会」と同義ですからね。
薄毛に限って言えば、AGAに該当する男性は程度の差こそあれ全体の9割もいるんです。
全くマイノリティじゃないんですね。
マイノリティではない身体的特徴に対して敏感になり過ぎるのは、むしろ「受け入れていない」ことの
裏付けに思えるのは僕だけでしょうか…。
芸人さんたちが「ハゲネタ」で笑わせてくれるのは、世間が”ハゲ”を認めている下地があるからで、
多様性の御旗のもとそれを封印してしまうと、余計に辛くなっちゃう気がします。
もしかしたら認めていないのはハゲている人本人で、問題は世間にではなく当事者にあるのかもしれませんね。
最後に孫正義の名言を。
【髪が後退しているのではない。私が前進しているのだ】