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【美容室と理容師の違い】

【美容室と理容師の違い】

2024/03/23

【美容室と理容師の違い】

美容師と理容師は違う職業ですが、双方を合わせて"理美容業"と呼ばれます。
同じ髪を切る仕事なのに、職業として美容師と理容師にはっきり分けられているのって不思議でしょ?

これ世の中的にはそんなに珍しいことじゃないですよね。職種が違うのに仕事内容がバッティングするケースは往々にしてあります。
(整骨院と整体院、理学療法士と作業療法士、税理士とファイナンシャルプランナーとコンサルタント、海自と海保etc)
ただ理美容の特異なのは、仕事内容が"ほぼ一緒"なのにも関わらず分けられていることです。
実際に現役理美容師が認識している技術の違いは「顔が剃れるかどうか」の一点のみです。
つまり"美容師ができる全ての技術+顔剃り"が理容師ができる技術ということになります。
でも実際は誰かが常に見張ってるわけじゃないので顔を剃っている美容室もたまにあります。
それに、刃物(剃刀)がダメなのであればそもそもハサミも立派な刃物だし、レザーカット(剃刀で削ぎながら髪をカットする方法)は伝統的に美容師主流のカット技法です。

このように理美容を隔てる技術の棲み分けは非常に曖昧で"なぁなぁ"です。笑
なぜこんなことになっているのかというと、
そもそも理美容を司る"法律"自体があいまいなんですね。

理美容業は「理容師法」と「美容師法」という異なる法律によって縛られています。
そこに明記してある理容と美容の違い、原文ママで表記します。

[理容師法]
「理容」とは、頭髪の刈込、顔そり等の方法により、容姿を整えることをいう。

[美容師法]
「美容」とは、パーマネントウエーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすることをいう。

"整える"のが理容、"美しくする"のが美容ですって。笑
だからもぅほんとに解釈次第で、
美容店と理容店が提供できる技術の違いは"誰にも分からない"もしくは"ケースバイケース"
といったところです。

理容師法が制定されたのが昭和22年(1947年)。
おもっくそ戦後です。
2年前まで女性に選挙権も無かった時代です。
つまりこれは、男女で分け隔てていただけってことですね。
時代は進み、価値観の変化や流行の変遷に現場は対応していったが、法律は改正されずに取り残されていったというのがこのギャップの正体です。
そろそろ理美容は一緒になってもいいのかもしれませんね。


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